水
18
5月
2011
某日、取材で03年式ポルシェ911ターボ(タイプ996)に試乗。その中古車価格、約500万円。絶対額としては無論高いが、ちょっと前までの中古車相場から考えれば「激安!」と言う人もいる。
で、その“激安”996ターボはどうだったか。まぁスバラシイですわな、チューコになっても。
エアコンがらみの液晶だけは壊れてたけど(直すと高い部分。でも、そのお店はその後ちゃんと直してから販売した)、後はな~んの問題もなし。ボディ全体やら各種部品なんかの俗にいう剛性感はほとんど戦車並みだし、踏みゃあ気絶するほど速いし音もいいし、996ターボは直線番長じゃんとかよく言われるけど公道+シロートである俺運転ではそんな議論にほとんど意味ないし、でも巡航速度に戻せば若ダンナのセルシオ的に快適だし、そんでもってやっぱりターボはカタチとたたずまいに“オーラ”があるし、ウルトラ金持ちに見られそうだで、とってもいいクルマであり、いい中古車ではありました。
でも、と思う。この500万円のポルシェ911ターボが私に「いいなぁ……」と思わせたことのほとんどは、実は、コミコミ135万円で俺が買ったド中古の99年式アルファGTV 3.0 V6 24Vでも得ることはできる、と。
まず「剛性感」。……あ、いきなり負けた(笑)。ま、そこはおいといて、「スピード」! もちろん911ターボのほうが速いけど(←当たり前)、日本の公道で250km/hまで出すバカはいないし(いないですよね?)、一般道で、信号が青になったからっていきなり全開ベタ踏みで100km/hまで5秒ぐらいで達したいぜ!っていう人もいない(よね!?)。そういう意味で、911ターボとアルファGTV3.0のスピードはほとんどおんなじ。いや、軽くて音が良い分だけ、心理的にはGTVのほうが速く感じるかも。
で、その「音」。これはもうアルファ製V6+社外マフラー(OVER Racing)の圧勝! 911ターボも悪くないんだけど、言っちゃ悪いがアルファの敵じゃない(大乗フェラーリ教開祖のMJブロンディ氏に乗ってもらったところ、不肖伊達のGTVは『純正マフラーのV8フェラーリよりイイ音』らしい)。
「直線番長じゃん」に関しては、引き分け……かな? ボクはいつもコーナーでは安全運転なのでよくわかりません! でも、それで良くない?
「巡航時の快適性」は似たようなモン……と言うこともできるけど、やっぱさすがに戦車のようにしっかりしてる911ターボのほうが快適ですね。うん。アルファGTVの負け。つっても「7勝8敗で今場所は惜しくも負け越し」ぐらいのモンですよ。
「ただずまいとオーラ」。これもさすがに負けますわな。かかってる金とが全然違いますからね。911ターボはホントいいもの使ってる。でも「だからこそイヤ!」っていう人もいるはず。「そんなの、試合に勝って勝負に負けるようなものじゃない!」と。自分でも何言ってるのかよくわかりませんが。
総合すると、「500万円のポルシェ996ターボ vs. コミコミ135万円のアルファGTV」は、6戦して格安ド中古アルファの1勝3敗2分け。……思ったより負けてるな(笑)。でもまぁ価格差のハンデを考れば、引き分けまたは格安アルファの勝ちということで!(レフェリー=俺、ジャッジ=俺)
勢いで“対決”になったけど、言いたいのは勝ち負けではなく、「コミコミ130万円ぐらいの輸入中古車でも、うまく探せば、超上級輸入車の高年式(?)モデルで得られるぐらいのヨロコビは得られますぜ」ということです、ハイ。