水
18
5月
2011
「中古車選びは店選び」っていうと、なんか『輸入車中古車情報』(笑)みたいな昭和テイストになってしまうので、平成の世にふさわしいお洒落フレーズを考えたいものだが、適切な言葉がなかなか浮かばない。なので、私もつい言ってしまう。「中古車選びは店選びが(ほぼ)すべてだ」と。
だいたい私キカイ苦手ですから。実のところを言えば、中古車のエンジンルームを「うむ」とか言いながら腕組んで眺めても、詳しいことはよくわからん(15年もこの仕事してるのに……)。しかし、それでも基本的には輸入中古車に対して連戦連勝すよ(ざっくり言って400連勝←多少誇張あり)。お店、というかお店の人、っていうか人員を含むお店全体のオーラを正しく見極められれば、「機械は苦手」っつー人でも全然イケるんです。マニアックな中古車輸入車なんて。
「伊達心眼流」のコーナーでお店選びの奥義について書きましたが、さすがにすべての奥義を書くとかなり長くなってしまうので、あそこで触れたエッセンス以外はここで小出しにしていくことにしましょう。
では行きます。今回の奥義は「虎の威を借るキツネに要注意」です。
不肖伊達のような“猛者”になるとですね、実際に現地に行くまでもなく、その店のWEBサイトを見れば、店のクオリティがおおむねわかります。その際、何をどう見てるのかっつー話ですが、いろいろなポイントの中の一つが、「虎の威を借るキツネや否や?」ということ。
説明しましょう。まず1個めの具体例として、このような写真がその店のサイトに出ていたら、私の警戒レベルはいきなり上がります。
なんかよく知らんけどアーバンな感じのインテリジェントビルの中で、才媛っぽい婦女子や、デキるリーマンみたいなのが、ヘッドセットしてにこやかにカスタマーと話している(という図の、どっかから持ってきたレンタル写真)。一部に例外はありますが、基本的には町場の小規模中古車店にこんな設備はありません。なのになんでこんな写真を載っけるかというと、“自分を大きく見せたい”ということなんでしょう。「ウチはこんなイケてる会社です!」「デカいでっせ!」「ちゃんとした会社ですよ!」と。
自分を大きく見せたいというのは、何らかの欠落の、裏返しです。
あ、でも重要なことを一つ書きます。
大手輸入中古車店の一部は非っ常に資金潤沢で、そして自社のイメージにも非っ常にこだわるので、自社でフリーカメラマンを雇い、シャレオツな写真をバシバシ撮ってます。なので、そういった「ちゃんとした企業努力でのイケてる会社感」と、私が例として挙げた「なんちゃってイケてる感」とは、慎重に区別する必要があります。なんちゃってというのは、例えばこんな感じの借り物写真ですな。
なぜか高層ビル。埼玉なのに!(←例えばの話)
宮崎学さんの言葉じゃないですが、「自前で生きる」という矜持がない店は、私ならパスします。