21

2月

2012

勝手に紹介・5MTの08年式FIAT500

世間の人々らはゴージャスな昼食をとっているだろう時間帯だが、中年フリーターたる自分は近隣のファミリーマートで買い求めたジャムパン1個をちびちび食べながらこれを書いている。ゆっくり食べることで、ごく少量の食糧でも満腹感が得られるのである。なんつーことをいい年こいて書いている自分が悲しい。

 

しかし世の中はずいぶんと便利になったもので、ジャムパンをかじりながらも常時接続されたインターネットというものを覗いてさえいれば、空腹も空虚も忘れることができる。あまつさえ、欲しいクルマを探すこともできる。昔で言うウインドウショッピングっつーんですか? あの感覚で楽しむことはできるのだ。ということでカーセンサーnetをダラダラ見ていたら、またもや欲しいクルマを見つけてしまった。無論、中古の輸入車である。

 

 

上の写真は本文と関係ありません、というか現車とはまったく関係のない単なる広報画像だが、自分が強烈に欲しくなってしまったのは『CAR BOX横浜』さんが販売している、ボサノバホワイトの08年式フィアット500 1.2POP。左ハンドルの5速MT仕様である。無論そんな仕様は正規輸入車にはないので、これは本国仕様である。車両価格138万円、走行距離2.1万kmのワンオーナー車だ。

 

フィアット500というのはなかなか素晴らしいクルマだが、自分が思うに問題点が二つだけある。

 

一つは、セミATの「デュアロジック」。無論、あれはあれでそんなに悪くないとは思うし、ATではなくMTを操作する感覚で運転すればさほどギクシャクもしないものだ。が、これは個人的な価値観に基づく意見だが、「それならフツーのMTでいいじゃん!」と、どうしても思ってしまうのだ。

 

もう一つの問題は、中古車相場がなかなか下がらぬことである。人気モデルゆえ仕方ない話ではあるのだが、初期の1.2 8V POPでも「車両158万円」あたりが今、ざっくり言って平均的な価格だ。これは中年フリーターにはなかなか微妙な金額である。もうひと声安くなるか、もしくは158万円+諸費用という大枚をはたく踏ん切りがつくだけの、もうひと声の「付加価値」が欲しいところなのだ。

 

しかし、わたしがジャムパンをかじりながら注目したこの物件は、平均的な初期モデル中古車と比べてまさに「もうひと声安い」だけでなく、「マニュアルトランスミッション」という(わたしにとっての)付加価値もある。さらに言えば、人によっては「左ハンドル」という部分にも価値を感じるかもしれない。実際わたしも、大きな声では言いにくい時代だが、MT車においては左ハンドルが好きなのだ。今さら左ハンがカッコいいとか思っているわけではない。ペダルレイアウトが自然なことや、市街地で多用する1、2速が身体に近い位置にあるため操作しやすいなどが、それを好む理由だ。


エニウェイ。独りジャムパンをかじっている身分のわたしとしては「ウインドウショッピング」に留めるほかないこの物件だが、誰かそれなりの金子を持ち合わせている人に早いとこ買っていただきたいような、しかし自分以外の誰かに買われると意味もなく悔しいような、そんなチンクエチェントである。

 

もしも自分がこれを買ったら、ボサノバホワイト1色というのがちょっと寂しい気もするので「サーフグリーン」に全塗装などしてみたいなぁ。サーフグリーンっつーのはギターにもよく使われている下写真のような色味です。あぁ、いいなぁ……。

 

 

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コメント: 10

  • #1

    らっくり (火曜日, 21 2月 2012 16:05)

    昔、ジェミニとかシティカブリオレにサーフグリーンっぽい色がありましたねぇ。
    あ、フィアット500は早くツインエアにMTを追加するデナイノ!
    売れ行き倍増といったイメージ。

  • #2

    伊達 (火曜日, 21 2月 2012 16:44)

    らっくりさん>ほぉ、ジェミニにそんな色があったんですね。知りませんでした。500のツインエアは中域が気持ちイイので、たしかにMTで美味しいところをキープしながら乗りたいところですね。もしもツインエアにMTが追加されたら、皆さんから預かった義援金の残りで(?)燃費テストをシマス!

  • #3

    海洋虎 (火曜日, 21 2月 2012 19:40)

    伊達軍曹
    FIAT500は確かにカッコ良いですね
    若い女性なら「かわいい」とか、とても気に入った場合は「ヤバーイ」とか言うのでしょうか
    しょっちゅう見かけるようになりましたから、売れてるんでしょうね
    私には二世代目500の印象が強くて、ついついそれと比較してしまいます
    ビートルやミニでも同じですが、車の性能そのものよりも昔(自分自身が若かった頃)の型と切り離して見ることが出来ないのは、良い車を見るのに不自由であるのかもしれません
    近くの小さな整備工場に2CVが何日間か入っていました
    造作が並外れて美しい車というわけでもないので、見ていて飽きないのは懐かしいからなんでしょうね
    伊達軍曹のGTVと2CVの組合せはかなり面白いと思ってました
    と、ジェミニのその歯磨き粉のような(綺麗な)色は覚えています

  • #4

    伊達 (火曜日, 21 2月 2012 20:17)

    海洋虎さん>難しいところですね。私見ですが、クルマに限らず「新しいモノ」を遮断するのは社会的な生き物である人間としてマズい気がするので、わたしの場合はなるべくたまに流行りの歌謡曲を聴いたりドラマを観たりするようにしてます。ほっとくとビートルズばっか聴いてるみたいな生活になってしまうので、半ば無理やり聴いてますよ(笑)。男というか人間には、信念のほかに「柔軟な未来」みたいなものも重要だと思いますので!

  • #5

    ショウ (火曜日, 21 2月 2012 20:48)

    私も左ハンドルMTは大好きでございます。
    FIAT500の左ハンドルMTは超希少なので、是非買ってください!
    左ハンドルMTですと並行車になりますが、ツインエアの場合、オイル交換時に専用テスターでの調整が必要らしいので、正規ディーラー以外でどこまで対応できるかが心配です。
    左ハンドルMTに限れば、1.2の方が安心かもしれません。

  • #6

    (水曜日, 22 2月 2012 07:15)

    FIAT500 Twin Airの購入を本気で検討したことがあるのですが、あのへんてこなミッションと整備費がネックで断念しました。
    地方(田舎)では、外車購入、およびその後の整備における選択肢が殆どなく、正規ディーラーで購入せざるを得なくなるのですが、オイル交換:2万円,12ヶ月点検:2万円と言われました。毎年、これだけのために6万円は払えないです。

  • #7

    伊達 (水曜日, 22 2月 2012 07:21)

    ショウさん>是非!と言われましても、中年フリーターにはなかなか…。でも、これで色がボサホワではなく黄色とか緑とかだったら清水の舞台から飛び降りるつもりで(←大げさ)買っちゃってたかもしれません。わたしにとってボディ色は結構な付加価値です。
    フィアットに関しては未確認ですが、一般論として、最近は並行輸入車お断りの正規ディーラーは少ないみたいですね。

  • #8

    伊達 (水曜日, 22 2月 2012 07:27)

    ヘさん>あー、首都圏だとどんなクルマでも、町場の工場や専門店で結構安く整備できるんですが、地方ではそういう問題もありますねー。繰り返しになりますが、それでも色やミッション、その他の部分でもっと強力な付加価値があれば、正規ディーラーでの整備代をモノともせずに買ってしまうのかも、という見方もできますね。

  • #9

    ディップ (金曜日, 24 2月 2012 16:44)

    本当に基礎の質問で申し訳ございませんが、左ハンのMTの運転感覚とはどんなものでしょうか?当方左ハンはATもMTも運転した事がないのです。ネットとかではよく右折や高速の合流、追い越し等で気を使うくらいであとは慣れだ、みたいな事が書いてありますが、軍曹様のご意見をお聞かせ願いたいです。わたしがいいと思う中古車ではプジョー206RC
    がありますが、あれも左ハンのMTなんですよね…。最近実車を見る機会があったのですが、思いのほかコンパクトで精悍な佇まいでした。

  • #10

    伊達 (金曜日, 24 2月 2012 18:37)

    ディップさん>ご質問の件は返答がちょっと長くなりそうなんで、別途エントリに書きますわ。少々お待ちください!(ただし今日はこの後おサケに失礼させていただきますので、来週になってしまう予定です)。
    結論だけサクッと書きますと、多くの人が言うように「慣れの問題だ、心配ない」と私も思います。押忍。

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